えとりんご

観劇の記録。ネタバレご注意を。この橋の向こうにジャコブ通り。

ジャック・ザ・リッパー

記念すべき初レポはこちらです!

Jack the Ripper 2021/9 at 日生劇場
ダニエル 木村達成小野賢章
アンダーソン 加藤和樹松下優也
ジャック 加藤和樹堂珍嘉邦
グロリア May‘n
ポリー エリアンナ

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、何度目かの緊急事態宣言が発令され、本気で開演が危ぶまれた『ジャック・ザ・リッパー』(JTR)日本初演。作品の持つ不穏なイメージにリンクするかのような見通しの暗い世の中でしたが、奇跡的に大阪千秋楽まで一日も欠けることなく幕が開き続けて何よりでした!
JTR開幕に合わせて2回のワクチン接種も終えて、万全の態勢で日生劇場に足を運び、またその後のマルチアングル配信でも観劇しました。

元々はホラー系やグロ系が苦手なので、このキャストでなければ見ていなかったと思います。正直、初回は殺人や内臓やグロリアの事件が直視できず、私には向いてないかも…チケット沢山取ったけどどうしよう…と思いました。ジャックのあまりの迫力に、ダニエルと一緒に闇堕ちしてしまい、夜の狩りから逃れられない強迫観念に陥った日もありました…笑笑
でも何度か見るうちに耐性がついてきたのと、怖いシーンはあらかじめ遠目で見るようにしたのでだんだんストーリーに入り込めるように。ホラー系が苦手な人ほどリピートするといいかもです笑
時系列が複雑で、ところどころ解釈が難しい場面もあるので、じっくりと咀嚼しているうちに気付くとからめとられている作品でした。

大千秋楽には配信が決定。しかもマルチアングル付き!カメラワークはちょっと改善の余地ありでしたが、引きで見たり細部を見たりできたので、有給休暇まで取って鬼リピ。カメラ切り替えタイミングをメモしたタイムテーブルを作るのに丸一日かけて、自分的最強スイッチングを完成(グロシーン避ける・推しキャラカメラ優先など)させたので、もう思い残すことはないほど堪能しました。
時間が経つごとに新たな発見があるので、今の解釈が最終型とは思ってませんが、とりあえず現時点の感想を次回以降順に書いていきます!